正しい育休 夫の育児休業体験ブログ

★32歳サラリーマンの育休体験記、2020年1月より現在進行形で更新中★

君の膵臓をたべたい

子供の絵本を図書館に借りに行くついでに自分用の本も借りる機会も増えていることから、レビューまでいかない簡単な感想も書いていこうと思います。 

 

 
大ヒット作キミスイです。恥ずかしながらスルーしてました。最近の小さい目標で「恋愛小説」を読み人の心を分かるようになる、というのがありまして。笑
 
ちなみに、物語の結末的な大きい出来事のことだけは知ってました。すみません。
 
面白かったです。ラノベ携帯小説感と言われればそんな感じもありますが、そこまで毛嫌いするような感じもないというか、情景描写もセリフも分かりやすかったですし、やっぱり悲しいところは素直に悲しいと思えたし、感動もしました。「また難病ものか」っていう意見も逆手に取ったかのような敢えての必要設定だと頷けますし。
また、自分の嫌いなぽっと突然「意識してませんよ」の如く出てくる性的な言語表現とかも全く(というか意図的に)ないのも好印象でした。 
 
この話の肝の一つが主人公「僕」の「名前」にあって、セリフ内の呼ばれ方の表現がひとひねりあって(その理由は文中で出てきます)、それも小説でしか表現できない新鮮な手法で面白いなと思っていたのですが、映画だと表現そのまま呼んでいたと聞いて改変エピソード以上に大丈夫なの?と驚きました。
 
あと強いていれば、主人公とヒロインのセリフの掛け合い、これが皮肉が聞いて心地いいというのが醍醐味の一つだと思うのですが、これまで人とかかわりを避けていた主人公が(本を読んでいたとは言え)あれだけ気の効いたセリフを息を吸うように言えるのはオイオイ・・・とは思いました。陰キャなめんなよ!笑
 せいぜい「あっ、はい・・」程度で夜に自分の部屋で「もっと気の利いたことを言えばよかった」って悶絶するくらいですよ。あっ、これは自分の話でした。