テセウスの船を楽しみながらぼんやり今後のコンテンツを想う
今期ドラマは「アリバイ崩し承ります」と「テセウスの船」を特に楽しく拝見していました。
昨日でテセウスの船、終わりましたね。(家族が寝静まった後こっそり見てました)
まだ最終回見てない方もいらっしゃるかと思うので、特にネタバレとかはしないです。
(妻は今日録画で犯人発覚の瞬間「最悪っ・・!」と呟いていました。笑)
なんとなく最初の頃は現在と過去を行き来することで得られる情報を駆使し、犯行を防ぐというタイムパラドックス的な楽しみが醍醐味かと思っていましたが、終始主人公サイドは一生懸命困難にぶつかり続けるというある意味でアツい話でした。
気になったのは、犯人サイドのストーリーや犯行方法関係の解説をあからさまに省き、一方で「犯人は誰か?」というミスリードのくだりにとても時間を費やしていたこと。
穿って見れば、作り手側の、「細かな内容の理解を得るより、転々とするストーリーを前面に押し出すことによる臨場感を視聴者に味わってもらいたい」という意図が伝わってきました。
結果大成功なので、まんまと狙いがはまったということでしょう。自分も楽しませてもらったので、もちろん批判ではないです。
ただ、このドラマ云々ではなく、昨今日本人の読解力の低下が囁かれていますが、今後ますますコンテンツもこれに合わせていくのかなあ・・・なんて。
ぼんやりツイッターを見たら、意外にもストーリーの主流を理解できていない感想とかもあり、びっくりしました。
「最後の現代のシーンで、なぜ〇〇は過去のことを語っているのに△△の方は過去のことを覚えていないの!?」
いや戻ってないのよ。
同じような感覚は、つい最近100日後に死ぬワニの最終回の日も感じました。
「3日目の話が伏線だったんだ!」というのはその通りなのですが、
「『気を付けないと死んじゃうよ!!』といったワニさんが、ながらスマホのせいで車にひかれてしまった」
えー!って。どういう見方!?
なんだか・・・子供にもそうですけど、自分も、日ごろ読み取る力っていうのは養っていかなれけばならないなあ・・・と思ったこの頃でした。(すでに読み落として気づけていないことも多々あるかもしれないですね。)
今更ながらアンジェラ・アキのベストをしっかり聴いてめちゃくちゃいいと思う
いい曲多いよな~と思ってたけどここまで良かったとは。
なかなかお目にかかれないビジュアルだけじゃない個性。
ちゃんとしっかり聴いていれば良かったな~。